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 この夏に100回を迎えた全国高校野球選手権大会で、栃木大会の歴史を写真と紙面で振り返るパネル展「あの熱い夏をもう一度」(朝日新聞宇都宮総局、栃木県朝日会主催)が7日、宇都宮市で始まった。会場は初日から多くの高校野球ファンでにぎわった。

 宇都宮市江野町の「下野新聞NEWS CAFE2階イベントスペース」で9日まで開催。会場では過去の栃木大会の写真や新聞紙面のパネル約150点を展示している。

 展示の中には戦前の大会の貴重な資料もそろう。1923年に県勢で初めて全国大会出場を果たした宇都宮商や、24年の宇都宮中の写真と紙面を展示。また33年の栃木中の選手が、宿舎で囲碁を打つ写真も見ることができる。

 7日は午前10時の開場と同時に、多くのファンが駆けつけた。一番乗りだった宇都宮市の病院に勤める大河原武也さん(35)は、「高校野球が大好きな患者さんと試合のことで盛り上がったりして、楽しませてもらっています」。

 下野市の野口文男さん(69)と礼子さん(68)は、今年の栃木大会の新聞記事の切り抜きを持ち歩きながら展示物を眺めていた。「今年の宇都宮南の主将だった孫の津田光輝の記事なんです」と礼子さん。文男さんは「孫は引退したが、これからも一緒に野球観戦をして、野球を楽しみ続けたいです」と話した。

 主婦の対馬沙織さん(40)は作新学院の8連覇の軌跡を描いた記事をじっくり読んでいた。高1の娘が同校の吹奏楽部に所属。今夏の甲子園の応援演奏に参加したことがきっかけで、対馬さんも栃木の高校野球に興味を持つようになったという。「100年余りの歴史の中で色々な栃木球児たちがいたことを知ることができ、歴史の重さを感じました」と話した。

 午前10時~午後6時、入場無料。(宮田真衣)

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