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 色鉛筆で塗られたカラフルな観光列車にポップな手書きの説明文――。JR九州が首都圏で発行するフリーペーパー「鉄聞(てつぶん)」が人気だ。コンテストで受賞したこともあり、ばんそうこうなどイラストを使った商品も相次いで誕生している。

 鉄聞はA4判1枚の無料情報紙で、JR九州東京支社が首都圏で発行している。年に10回、九州各地を走る観光列車や沿線の駅、周辺の観光地などを紹介している。各回500部刷り、九州各県が東京に出すアンテナショップに置く。

 「手書き」で作る温かみのあるタッチが特徴。同支社企画課の社員、保戸田(ほとだ)麻衣子さん(36)が、色鉛筆とサインペンを使ってすべて1人で描いている。

 「編集長」を自認する保戸田さんが、鉄聞を手がけるようになったきっかけは2011年のこと。各地で発行されたフリーペーパーを集める東京・渋谷の施設を訪れた。JR九州の企業紹介パンフレットを置いてもらえないかお願いしたが、「宣伝色が強すぎる」と断られた。諦めて帰ろうとしたその時、その場にあった小学生手書きの学級新聞に目がとまった。「そうだ。自分で書けば置いてもらえるんじゃないか」

 同年8月に鹿児島中央から指宿を走る観光列車「指宿のたまて箱」を紹介する第1号を出したところ、置いてもらうことに成功した。

 その後もイラスト教室に通って…

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