移転しても商売を見守る 水神社

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有吉由香
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魚河岸ものがたり:19

 未明から早朝にかけて、慌ただしく仕事場に向かう魚河岸衆が足を止める場所が二つある。

 波除(なみよけ)稲荷神社と魚河岸水神社(すいじんじゃ)。長年、築地市場を外と内から見守ってきた。天候や海の状況に左右される商売だけに「見守っていてもらえると思うと安心」と仲卸のおかみさん。

 波除神社は、築地市場開設のはるか前、江戸初期に起源があり、疫病や災難の「波」を乗り切るとされてきた。築地市場ができてからは魚河岸関係者がお参りするようになり、境内にすし塚、海老(えび)塚、鮟鱇(あんこう)塚、活魚塚、玉子塚、昆布塚といった食材への感謝の気持ちを込めた碑も立っている。

 今年6月、波除神社の3年に…

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