[PR]

 国土交通省中国地方整備局は7日、倉敷市真備町を流れる小田川と高梁川の合流地点を下流に付け替える工事について、完成を5年間前倒しする方針を発表した。西日本豪雨で決壊した小田川の治水対策の一環で、他の河川の復旧工事などとあわせて、事業費は約500億円。10月末にも着工し、2023年度の完成を目指す。

 真備町は地区の東端に高梁川があり、地区の東西を小田川が流れる。西日本豪雨では小田川やその支流の高馬川、末政川、真谷川が決壊したが、国は、高梁川と小田川の合流地点付近で水が流れにくくなり、上流側の水位が上昇する「バックウォーター現象」が起きたとみている。今回の工事で合流地点を4・6キロ下流に移すことで、より水位が低い地点で合流することになり、小田川の水位が下がるという。

 当初、付け替え工事は28年度完成目標だったが、豪雨災害後、県や倉敷市が完成の前倒しを国に求めていた。(村上友里)