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 野球の第12回U18(18歳以下)アジア選手権大会は7日、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で2次リーグが始まった。今年の日本代表にひときわ強い気持ちを抱いてきたのが、春夏連覇を果たした大阪桐蔭の中心打者、藤原恭大だ。

 2年生だった昨夏のU18ワールドカップ(W杯、カナダ)も主力として活躍し、日本の3位に貢献した。二つの代表チームを経験してきたが、「今年の方がまとまりがある」と言う。それは、今回の宿舎での経験があるからだろう。

 同部屋には、今夏の甲子園準々決勝で対戦した浦和学院の蛭間拓哉がいる。チームが発足したばかりの8月下旬、蛭間は甲子園のために研究してきたデータを元に、藤原に打撃の弱点を指摘した。「アドバイスして打ったら、それはチームの力なので」と蛭間は惜しまなかった。それから、藤原と蛭間は盛んに打撃論を語り合うようになった。自主練習でもバットを握りながら、頻繁に蛭間と意見を交わす。「自分の考え方じゃないところから教えてもらって、打撃の引き出しが増えた」と藤原は振り返る。

 その成果もあり、4番を任された1次リーグの3試合では、いずれも2安打を放ち、打率6割6分7厘と好調をキープした。「後ろに後ろにという意識でみんなやっている」と、チームで戦う姿勢も忘れていない。

 5日の韓国戦に敗れた後には、「相手の力量は分かった。次は負けると思わない」と悔しさをストレートに表現した。普段はおとなしい18歳が感情をあらわにするのも、チームへの思い入れが強いからだろう。

 2次リーグ初戦となる台湾戦は打線のてこ入れとして1番で起用されたが、4打数無安打。チームは決勝進出を逃した。藤原は「役割を果たせなかった」と自分を責めたが、「明日は勝ちたい。(来年の)W杯にもつながる試合。自分たちの思いだけでなく、みんなの気持ちを背負って戦う」と8日の中国戦を見据えた。(小俣勇貴

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