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スマホのバッテリーを長持ちさせるには

 地震などの災害において、スマートフォンは連絡や情報収集の手段として片時も手放せない。しかし停電などで電気が確保できない場合、バッテリー切れが心配になる。災害時に少しでも長持ちさせるにはどうすれば良いのか。「Android」(アンドロイド)を供給するグーグルと、「iPhone」(アイフォーン)を手掛けるアップルにそれぞれ聞いた。

アンドロイドの場合

 アンドロイドを搭載したスマホは様々なメーカーが製造しているため、それぞれ操作方法が異なる。

 そのなかで、電力消費を少なくする設定のポイントを挙げてもらった。

 ①一定時間操作がないと画面が暗くなる(スリープ)までの時間を短くする

 ②画面の明るさを極力暗くする

 ③通知機能を切る

 ④キーの操作音や震動機能を切る

 ⑤「省電力モード」があればオンにする

 ⑥消費電力の多いアプリは削除する

アイフォーンの場合

 アップルは「災害時は低電力モードの使用にとどめるのが適切と考える」という。無線LANやブルートゥースの電波を止める機内モードなど個別の設定はあるが、「それは平時の対策で、緊急時はつながることが最優先。通信状態を維持しながらバッテリーを長持ちさせる方法が何より大切だ」という。

 ○「低電力モード」をオンにする

 (「設定」→「バッテリー」の順に選択)

安否確認は災害用伝言サービス「171」

 家族と離ればなれの場合、どうやって連絡を取り合えばいいのか? 一般の電話回線がつながりにくい状態になっても、災害用伝言サービス「171」を使えば、メッセージのやりとりができる。

 大災害が起きると、一般の電話回線はつながりにくくなる。そんな時のために、NTT東日本、西日本が利用を呼びかけるのが、災害用伝言サービス「171」だ。

 ダイヤル版は、利用者が互いにメッセージを吹き込んだり、それを聞いたりすることができる。両社は、震度6弱以上の地震が発生した場合、30分以内に利用できるようにすることを目標にしている。

 「web171」は、そのインターネット版(https://www.web171.jp/別ウインドウで開きます)。伝言板のように、文字でやりとりできる。録音した伝言がネット版で音声で聞けたり、入力した文字の内容が、ダイヤル版で音声で読み上げられたりするようになる。NTT東日本の広報は「災害時は、電話が使える場合、ネットの方がつながりやすい場合など、色々想定できる。状況に応じて使ってほしい」と話す。

「合鍵」を一つ決める

 自宅などの固定電話の番号が、メッセージを預けたり、見聞きしたりするのに必要な「合鍵」になるので、一つ決めておきたい。合鍵となる番号のエリアはNTT側が決めるが、被災地が原則だ。ただ、近年は自宅に固定電話がない人も多いため、携帯電話の番号も使えるように。NTTドコモ以外の事業者の番号も可能。携帯電話はエリアは関係ないが、NTT東日本は「被災者との連絡に限って使って欲しい」と話す。

 毎月1日と15日に体験利用ができる。日にちを決めて、家族そろって使いこなせるよう練習しておきたい。また、録音できる伝言数や秒数に上限があるので、どんな伝言を録音するべきか、家族で決めておくといい。

公衆電話も活躍

 「171」が必要とされる場面では、公衆電話も活躍しそうだ。公衆電話と171の周知活動に取り組む日本公衆電話会の東京西支部の小野達夫事務局長は「公衆電話を使ったことがない子どもも多い。子どもがよく行く場所や通学路上のどこに設置されているか確認して、171のかけ方と併せて使い方を覚えてもらいたい」と話す。

 ただ、地震発生直後は、まず自分の安全を確保することが大切だ。東日本大震災では、家族の安否が心配で、自宅などに向かった人が津波の犠牲となる例も見られた。片田敏孝・群馬大教授(災害社会工学)は「平時から、家族ひとり一人が、責任を持って逃げるということを家族間の決まり事にしておくことが大切」と話す。

 公衆電話の設置場所は、東日本エリアが「http://www.ntt-east.co.jp/ptd/別ウインドウで開きます」、西日本エリアが「http://www.ntt-west.co.jp/ptd/map/別ウインドウで開きます」で、それぞれ確認できる。

(2016年3月13日朝刊の記事を再構成。肩書は掲載当時)

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