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 認知症の人や家族、支援者らによるリレーマラソン「RUN伴(ランとも)2018」が8日、燕市などであった。認知症への理解を広め、暮らしやすい社会をつくろうと、当事者らがオレンジ色のシャツで市街地を駆け抜け、タスキをつないだ。

 RUN伴はNPO法人「認知症フレンドシップクラブ」が主催し、昨年は全国各地で約1万5千人(うち約1600人が認知症当事者)が参加した。今年は7月から11月にかけて全国で開催。県内では今月の半ばまでの週末に各地で行われ、計約1100人が参加する予定だ。

 8日午前、燕市内では認知症の男性(57)が、妻(54)らに見守られながらタスキをかけて走った。妻によると、夫は3年ほど前に認知症の疑いと診断され、最近は物忘れが進んできた。出歩いている夫に声をかけてくれる近所の人の存在が、家族にはありがたい。妻は「困っているなら助けてほしいし、そうでなければ普通に話してほしい。接し方への理解が広がっていくといいという思いで参加した」と話した。

 車の中から手を振る人の応援も受けて、夫はゆったりとした足取りで中継地点まで約2キロを走りきった。「手を振ってくれた人たちがいてうれしかった。もっと走りたい」と笑った。(加藤あず佐)