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 西日本豪雨で大規模な浸水被害を受けた倉敷市真備町に隣接する同市船穂町柳井原に開設されたトレーラーハウス型仮設住宅(51戸)への入居が8日始まった。51世帯のうち47世帯が鍵を受け取り、新居の様子を見たり、荷物を搬入したりした。残りの4世帯は後日、個別に対応する予定。

 まず、市の担当者が電気、ガスの契約方法など入居に関する注意事項を説明した。入居者からは各世帯1台分の駐車スペースしかないため、車を複数持っている場合はどうすればいいか、仮設住宅前は駐車出来ないことになっているが、荷物搬入の時はとめていいか、などの質問が出た。

 その後、順番に鍵を受け取り、仮設住宅へ向かった。入居者の中には内覧会で仮設住宅を見た人もいるが、自分が実際に入居する部屋を見るのは初めて。真備町箭田の自宅が浸水した女性(60)は、家具や布団などがそろい次第、家族4人で入居する。「狭くて驚いた。行くところがないからここに住むしかないんじゃろうな」。部屋の寸法を測りながら、ため息をついていた。

 真備町有井に昨年新築したばかりの自宅に住んでいた北原美智子さん(25)は夫一伸さん(27)と2匹の猫と一緒に入居。ペットと住める仮設住宅は限られており、ペット可のトレーラーハウス型仮設住宅への入居を決めたという。豪雨から約2カ月、小学校で避難生活をしていた北原さんは「とりあえずプライバシーを守れる空間ができて安心した。今後どうしていくのかを家族で話し合って決めたい」と話していた。(玉木祥子)