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 台風21号で冠水した関西空港で8日、国際線の運航が一部再開された。運営会社の関西エアポートは同日の会見で、閉鎖されている第1ターミナル(T1)も1週間以内に部分復旧できるとの見通しを強調した。また、大阪(伊丹)、神戸両空港で1日に離着陸計70便分の代替運航を国に提案していることも明らかにした。

 8日に発着した国際線は韓国や中国などと結ぶピーチ・アビエーション、全日空の計14便と貨物便8便。被害が軽かった第2ターミナル・滑走路を利用した。

 関西エアの山谷佳之(やまやよしゆき)社長は会見で、「復旧は着実に進んでおり、1週間以内にT1が再開できる可能性が高くなった」と述べた。停電していない南側エリアを主に使うが、どの程度の便数の離着陸が可能かは「まだ答えられない」とした。

 一方、地元で要望が出ている伊丹、神戸での代替運航について、山谷氏は、現行の両空港の能力から、伊丹40便、神戸30便(ともに離着陸便数)の受け入れが可能だとの試算を示した。

 具体的な便について関西エアは、両空港に就航済みの国内航空会社の希望を優先して決めていくと説明。伊丹では日本航空と全日空が、国際線と乗り継ぎできる成田便の増便を検討しているという。

 通常ならば関空では国際線と国内線で1日約480便(夏のピーク時)が離着陸している。ピーチ・アビエーションは9~13日、関空発着の国内線・国際線を通常の9割前後の水準まで再開する。ピーチの国内線の発着は1日計40~44便、国際線は計20~22便となる。春秋航空も9日に国際線計7便を運航。9~13日は日本航空が国内線を1日計2便、全日空が国際線計2便をそれぞれ運航する。