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 岐阜県は9日、岐阜市内の養豚場で豚コレラウイルス陽性の豚が確認されたと発表した。県は午前6時すぎから家畜伝染病防疫対策本部を開いて対応を協議。対象の養豚場の豚は殺処分される。

 県によると、3日に岐阜市畜産課から県の中央家畜保健衛生所に、死亡豚1頭の病性鑑定依頼があり、病性鑑定と精密検査をしたところ、豚コレラの疑いが生じた。国の農研機構動物衛生研究部門(茨城県つくば市)に精密検査を依頼し、9日午前6時ごろ、陽性が判明した。

 養豚場は岐阜市内にあり、8日までに約80頭が死んだ。現在は繁殖豚79頭、肥育豚531頭を飼育。豚コレラの疑いのため、8日午前0時から豚の移動を自粛しているという。

 県は今後、24時間以内に養豚場の豚の殺処分をし、発生所の消毒、周辺養豚場での移動制限などを実施する。

 豚コレラは豚やイノシシに感染する病気で、国内の発生は1992年の熊本県が最後。人に感染することはないという。(板倉吉延)

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 農林水産省は9日、岐阜市の養豚農場において、家畜伝染病である豚コレラの発生を確認したと発表した。豚コレラは豚やイノシシの病気でも人に感染することはない。また、感染豚の肉が市場に出回ることはないという。発生した養豚場では豚の移動を自粛している。午前8時から、「農林水産省豚コレラ防疫対策本部」を開催する。

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 農林水産省は9日、岐阜市で発生した豚コレラについて、発生した養豚場の周囲にはほかの養豚場がないことから、感染拡大はなく、「封じ込めは可能」との見方を示した。