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 8日にニューヨークで行われたテニスの全米オープン女子シングルス決勝。セリーナ・ウィリアムズをストレートで破り、4大大会を初制覇した20歳の大坂なおみ(日清食品)は「ちょっと質問と関係ないことを言わせてください」。コート上で行われた表彰式で、いきなり司会者の質問をさえぎった。

 ウィリアムズが、審判に対して抗議を続けるなどし、ポイントやゲームを失った。後味の悪さが残る形で決着がつき、満員のスタジアムは異様な雰囲気に包まれた。その重圧は相当なものだったのだろう。

 大坂は「みんなが彼女(セリーナ)を応援していたのは知っています。こんな終わり方ですみません。ただ、試合を見てくださってありがとうございます」と声を詰まらせた。幼い頃に過ごした街・ニューヨークで、あこがれの元世界女王への敬意も忘れなかった。「セリーナと全米決勝で対戦できてうれしい。プレーしてくれてありがとう」と涙ぐんだ。