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 地震による停電で多くがとまった北海道の乳業工場は、39カ所のうち34カ所が動き始めた。残る5カ所も再開の準備を進めている。処理量が1日2トン以上ある工場の稼働状況を、農林水産省が9日発表した。

 牛乳は、牛から搾った生乳(せいにゅう)を乳牛工場で殺菌処理してつくる。地震による停電の後、多くの酪農家は搾った生乳の持って行きどころがなくなり、捨てざるを得なかった。工場に電気が通るようになり、生産の体制は回復しつつある。

 首都圏のスーパーなどの小売店では、牛乳が品薄になっている店もある。斎藤藤健農水相は9日の省内会議で「北海道から都府県向けの生乳などの出荷量も徐々に増えている。今後、生乳の需給も安定化する見込みだ」と話した。

 農水省によると、9日午後6時までに稼働した道内の乳業工場は次の通り。

 浦幌乳業▽くみあい乳業▽倉島乳業(仁木工場)▽新札幌乳業▽タカナシ乳業(北海道工場)▽豊富牛乳公社、同ヨーグルト工場▽長沼あいす▽函館酪農公社▽花畑牧場▽牧家▽北海道乳業▽北海道日高乳業▽北海道酪農公社▽町村農場▽ミルクの郷▽明治(旭川工場、札幌工場、十勝工場、西春別工場、根室工場、本別工場、稚内工場)▽森永乳業(佐呂間工場、別海工場)▽雪印メグミルク(磯分内工場、興部工場、札幌工場、大樹工場、幌延工場)▽よつ葉乳業(オホーツク北見工場、根釧工場、宗谷工場、十勝主管工場)(山村哲史)