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 北海道の特産品を買って復興に力を貸したい――。道内産の食品や雑貨を集めた東京都内のアンテナショップ「北海道どさんこプラザ有楽町店」には、地震発生後、たくさんの買い物客が詰めかけている。

 どさんこプラザは都内に3店舗を構え、有楽町店は広さ172平方メートル。チーズや魚の干物、札幌みそラーメンなど1200点以上をそろえる。9日午後、店内は夕張メロンを使ったソフトクリーム売り場などに行列ができ、すれ違うのが大変なほど混雑していた。

 副店長の高島良幸さん(45)によると、8日の売り上げは平年の1・3倍に。レジでは「頑張ってね」と声をかけられるという。

 同店はレジのシステムが札幌とつながっており、停電の影響で地震発生の6日と翌7日は営業できなかった。高島さん自身、実家は震度6弱を記録した北海道千歳市にある。被災は免れたが停電に見舞われ、家族は不安な日々を過ごしたという。「首都圏の人たちも『助け合って頑張ろう』という気持ちでいてくれることがありがたい」と話す。

 ジャガイモのお菓子を3ケース買った川崎市の男性会社員(40)は、岡山市出身。西日本豪雨で大規模浸水した岡山県倉敷市真備町は、すぐ近くだという。「たくさん支援を受けたので、微々たるものですが今度は自分が支える番だと思って買った」

 ただし、同店で現在販売している品々は、地震前に道内から出荷したもの。現地は物流が滞っており、今後は入荷に影響が出る恐れがあるという。(桑原紀彦)