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 中国国営中央テレビによると、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は9日、訪朝している中国共産党序列3位の栗戦書(リーチャンシュー)・全国人民代表大会常務委員長との会談で、核問題について、「米国にも相応の行動をとってもらい、政治的な解決のプロセスを進めたい」と述べ、非核化が進まない原因は米側にあるとの見方を示した。

 中央テレビによると、会談では、栗氏が核問題における北朝鮮の姿勢について、「積極的な努力を高く評価する」と述べたのに対し、正恩氏が「シンガポールでの朝米首脳会談の合意を堅持し、措置を採っている」と応じた。ただ、措置の具体的な内容には触れていない。

 栗氏は会談で、習近平(シーチンピン)・党総書記(国家主席)からの親書も正恩氏に手渡した。習氏は親書で、正恩氏が経済発展や市民生活の改善に力を入れる「新戦略路線」を進めていると評価。「中朝関係をさらに発展させたい」と両国の結束をアピールした。正恩氏も栗氏との会談で、「精力を経済発展に集中し、中国の経験を学び、各分野での両国の協力をさらに進めたい」と関係強化を訴えた。(北京=延与光貞)