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 県が7年ぶりに購入したフランスの画家ミレー(1814~75)の油彩画「角笛を吹く牛飼い」が10日、甲府市の県立美術館で関係者や報道機関にお披露目された。ミレーの画風の転換期に描かれた作品とみられ、鮮やかな色彩が特徴。11日から一般公開される。

 開館40周年を記念し、県が7月4日、70点目のミレー作品として約8900万円で購入した。米国の収集家一族が約125年にわたって所有し、1908年にボストンで開かれた展覧会以降は一般の目に触れることがなかった。

 制作年は不詳だが、1850年代末ごろに描かれた可能性が高いという。ミレーは大地で働く農民を威厳ある姿で描く「農民画家」として知られるが、50年代後半以降は人々を取り巻く自然の比重が大きくなり、人物を小さく描き込んだ風景画の作例が増える。

 学芸員の小坂井玲さんは「木々…

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