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 9日の男子シングルス決勝は、錦織圭(日清食品)を準決勝で破ったジョコビッチが制した。第1セット第8ゲームで0―40から5連続得点でデルポトロからブレークを奪って波に乗る。9年ぶりの復活優勝を狙った難敵にストレート勝ちした。

 右ひじの手術を経て春先から調子を上げ、4大大会の優勝14度はサンプラス(米)と並ぶ歴代3位だ。「僕が初めてテレビでテニスを見たのはサンプラスのウィンブルドン優勝だった。テニスを始めるきっかけになった」。7月のウィンブルドンに続く栄冠で、堅守を軸にした安定感、勝負勘とも完全に復活した。

 4大大会の優勝回数でフェデラー(スイス)の20回、ナダル(スペイン)の17回への挑戦が視野に入る。「10年前だったら、フェデラーとナダルと同時代を歩むのを幸せと思わなかった。でも、今は本気で思う。ライバルが、今の僕を作ってくれたから」(稲垣康介)