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 15日に開幕する秋季四国地区高校野球県大会に、石田と笠田の連合チームが出場する。両校とも部員が足りず、単独では大会に出られなかった。県高校野球連盟によると、部員不足から連合チームが大会に出るのは県内では初めて。2日目の16日、シードの観音寺総合との初戦に臨む。

 9日、さぬき市にある石田の校舎に、50キロ近く離れた三豊市の笠田から部員たちがやって来た。2回目となった合同練習は雨。教室などでミーティングをして、チームの目標やサインを決めた。「じゃ、またな」。終了後、両校の部員たちはまだ慣れない様子で手を振り合っていた。

 笠田は夏の香川大会が終わり、3年生が引退すると部員が6人になった。主将の井元良颯(つかさ)君(2年)らは、ほかの部活動から「助っ人」を入れて試合に出ていた先輩にならい、声をかけて回ったが、見つからなかった。監督や部員で話し合い、8月中旬、同じように人が足りていないと聞いた石田に連合チームで出ることを提案した。

 一方の石田は、春夏ともに部員だけで大会に出場。香川大会後は8人になり、今大会は参加を見送るつもりだった。笠田の打診を受け、黒坂季央(としお)監督は部員に尋ねた。「連合でも(大会に)出たいか」。すぐに全員が答えた。「出たい」

 連合チームの監督は石田の黒坂監督、主将は笠田の井元君が務める。ユニホームは別々だが、両校とも石田の赤色のストッキングをはく。

 県高野連によると、2006年春の県大会に、閉校を控えていた旧大川東が三本松から部員を借りて出場。17年春には、当時の観音寺中央と三豊工が、統合後の観音寺総合の名で県大会に出た。今回のように、部員不足から連合チームが結成されるのは初めてだ。

 「連合になり、互いに刺激を受けている」と黒坂監督。石田の主将、原内優真君(2年)は「野球ができることに感謝し、全員で戦いたい」と意気込んでいる。(小木雄太)

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