[PR]

ジャーナリスト・作家の外岡秀俊さん

 初めに、今回の大地震で亡くなられた方とそのご家族に、心から哀悼の意を捧げます。被災した道民の皆さんにお見舞いを、懸命の救援を続ける人々すべてに感謝を申し上げます。

 私は阪神・淡路大震災や東日本大震災で長期取材をした。その経験をもとに考えても、今回の震災には類例がないと思う。厚真、むかわ、安平町などの惨状は言うまでもない。加えて長時間、広範囲に及ぶ大規模停電「ブラックアウト」が追い打ちをかけた。地震発生から自転車で札幌市内を走り回って感じたのは、「ネットワーク被災」ともいえる従来とは質の異なる災害の姿だった。

 初日は大半の信号機が消え、中心部以外、交通整理もない。地場のコンビニやスーパーの前に長蛇の列が続き、すぐに水や食品が払底した。狸小路では、車搭載の街頭ラジオに黒山の人だかりができた。携帯電話はかろうじて通話できたが、テレビが映らず、ネット接続もできず、情報が入らない。その日の本紙夕刊の写真を見て初めて、被害の大きさに衝撃を受けた。

 2日目に自宅が通電し、ようや…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら