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 東日本大震災後、福島県南相馬市に移り住んだ芥川賞作家の柳美里(ゆうみり)さん(50)と、県立ふたば未来学園高校(広野町)の演劇部員らが一緒に芝居を上演する。東京電力福島第一原発事故で避難を経験した部員らの体験を柳さんが戯曲に盛り込んだ。14日から市内の小劇場で公演する。

 「思い切って言ったような、間がほしい」「ふざけた方が真実味が伝わる」。公演を前にした放課後の教室に、柳さんの声が響いた。「周りはリアクションしてもいいですか」「笑ってもいいの?」。指導を受ける演劇部員たちも演じ方を模索した。

 戯曲は高校が舞台で、柳さんが21歳の時に書いた「静物画」。物語の大枠は変えず、部員の話を聞いて新たに書き直した。女子6人と男子6人の2チームに分かれ、それぞれに演じる形式にした。かつて柳さんが旗揚げし、23年ほど活動を休止していた演劇ユニット「青春五月党」の復活公演になる。

 柳さんは被災地に通い続け、2…

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