停電、北海道の魚介救った 被災

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抜井規泰
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魚河岸ものがたり:28

 北海道を激震が襲った数時間後。9月6日朝、大卸「東都水産」(東水)の坂本雅英さん(48)の携帯が鳴った。「助けてください」。相手は、北海道の水産会社だった。

 函館の北にある森町。水産会社「ハマグチ」の浜口聡さん(38)は、自慢のいけすの前で震えていた。道内全域が停電。会社のいけすの海水の循環、冷却、酸素供給のシステム全てが止まった。このままでは貝やカニが全部死んでしまう。

 「築地なら、何とかしてくれる」。いけす内の全てを築地に送りたい――。電話はそんな悲鳴だった。

 「ハマグチ」は、東水の取引…

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