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(11日、サッカー国際親善試合キリンチャレンジカップ 日本3―0コスタリカ)

 期待の若手と呼ばれる2人が日本の攻撃を活性化させた。

 待望の先制点を生み出したのは、背番号10を背負った24歳のMF中島だ。前半16分。右CKから右足でゴール前へ。ボールを、走り込んできたDF佐々木の頭にピタリと合わせた。このヘディングシュートが、クリアしようとした相手選手の頭に当たり、オウンゴールに。運も味方したとはいえ、新生・日本の第1号ゴールに貢献した。中島は「監督はそれぞれの良さを出してほしいという感じだった。それを出したい」。

 試合の行方を決めたのは、23歳のFW南野のゴールだ。後半21分、ペナルティーエリア内でパスを受け、冷静に左足で流し込み、代表初得点を決めた。

 身長174センチ、体重68キロ。決して大きくないが、大柄な相手DFにも競り負けず、積極的にドリブルで仕掛けた。2015年にセ大阪から欧州にプレーの場を移したのは、代表での活躍を視野に入れてきたからだ。次世代のエースと言われる南野は、自らの成長を感じていた。「球際、切り替えのスピードというのは日本にいるときより上がっていると思う」

 この日の先発メンバーで、W杯ロシア大会に出場したのは31歳のDF槙野だけ。意図的にW杯に出場した海外組の主力選手を招集していないのは、4年後のワールドカップを見据え、新戦力の台頭による代表の底上げを図るためだ。まだ手探り状態の船出だが、若手が結果を見せたことで、収穫のある一戦になった。(大西史恭