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 サッカー日本代表(世界ランキング55位)は11日、大阪・パナソニックスタジアム吹田でコスタリカ代表(同32位)との国際親善試合キリンチャレンジカップ(午後7時20分開始)に臨む。7月に就任を発表した森保一監督になっての初陣。欧州でプレーする若手や国内組を軸にした今回の代表メンバーにとっては、2022年のワールドカップ(W杯)カタール大会に向けてアピールする機会。先発メンバーには、背番号10のMF中島翔哉(ポルティモネンセ)、国際Aマッチ出場3試合目となるDF三浦弦太(ガ大阪)、初招集のDF佐々木翔(広島)が名を連ねた。

けが乗り越えて先発に

 2度の大けがを乗り越え、28歳でA代表初招集のDF佐々木翔(広島)が先発に名を連ねた。

 突然の吉報だった。「代表は見るもの。目指してはいたけど、まさか、自分が選ばれるとは思わなかった」。森保監督が広島を率いていた2016年3月、試合中に右ひざ前十字靱帯(じんたい)を断裂した。復帰を目指していた17年1月の練習で、同じ箇所を再断裂。試合に戻れたのは2月の今季開幕戦だった。

 つらいリハビリ中は荒れることもあった。トレーナーにイライラをぶつけたり、サッカーに対してやる気がなくなったり。そんな時でも毎日のように声をかけてくれたのが、森保監督だった。「あの時間を無駄にしたくないし、無駄じゃなかったと思いたい。森保さんとできるのはうれしいし、呼んでもらったからには期待に応えたい」。感謝の思いと日の丸を胸に、ピッチに立つ。

本拠での一戦に闘志

 DF三浦弦太(ガ大阪)は昨年12月の東アジアE―1選手権・韓国戦以来の出場となる。「やれる自信はある」。国際Aマッチ3試合目に向けて、23歳は静かに闘志を燃やす。

 ガ大阪はJ1の17位に低迷。ゲームキャプテンを務めながら結果を残せていないだけに、選出されるのは本人も想定外だった。それでも「普段やっているビルドアップやラインコントロールが評価されたのだと思う。そこを出したい」。

 今回、同じDFではベルギーでプレーする23歳の植田直通(セルクル・ブルージュ)や19歳の冨安健洋(シントトロイデン)が選ばれた。「自分も海外でチャレンジしたい気持ちはある。負けたくない」とライバル心をあらわにする。

 もう一つモチベーションとなるのが、慣れ親しんだガ大阪の本拠地での一戦ということだ。「他の選手よりもここでプレーしている。いい雰囲気を作ってくれると思う。楽しみたい」

「10」担うドリブラー

 背番号10をつけ、新たな一歩を踏み出す。MF中島翔哉(ポルティモネンセ)は「本当に良い選手がつけてきた背番号。しっかりと理解しなきゃいけない。試合に出て良いプレーを出せたらいい」。新たに日本代表の攻撃の軸を担う。

 24歳は、根っからのドリブラー。東京ヴの育成組織で育ち、プロの道へ。各世代の代表に名を連ね、3月の国際親善試合にもA代表に招集されたが、今夏のW杯ロシア大会のメンバーには入れなかった。

 サッカーに対する真摯(しんし)な姿勢は10代の頃から変わらず、世界への意識は高かった。加えて、最近口にするのは「楽しくサッカーが出来れば良い」ということ。昨夏からポルトガルでプレーし、所属チームでも10番をつける。海外に渡り、「より楽しくサッカーをするようになった」と語る。 4年後のW杯に向けて最初となるコスタリカ戦。中島は「森保監督は自由にプレーさせてくれて、それぞれの良さを出してほしい感じ。良い内容の試合をしたい」。