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 神奈川県藤沢市の新江ノ島水族館で9日に行われたセーリングのワールドカップ(W杯)江の島大会の開会式であったイルカのパフォーマンスが物議を醸していることが11日、分かった。国際統括団体のワールドセーリング(WS)が同日、「大会実行委員会に失望した」などと演出を非難する見解を示した。

 問題のパフォーマンスは各国選手や関係者が集まるなか、式の冒頭にイルカが高くジャンプする「ショー」を披露。これに対し、イルカ捕獲や展示に否定的な意見を持つ一部の外国人選手が、ツイッターで「困惑した」などと疑問視するコメントを発信していた。

 これを受け、主催者の一つでもあるWSは「開会式の内容は事前にワールドセーリングの承認を受けなければならないが、実行委員会からの申し出はなかった」と指摘。WSが海の自然環境を守るアジェンダ(課題)を掲げている点に触れ、「こうした展示は容認しない」と述べた。

 今大会の実行委員長を務める日本セーリング連盟の河野博文会長は、「江の島らしさを表現できるサプライズのつもりだった」と説明。「好意的な意見もたくさんいただいたが、人により国により意見が異なるセンシティブ(敏感)な問題。不快な思いをされた方にはおわび申し上げたい」と話した。