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 建て替え構想の是非が議論になっていた中野サンプラザについて、東京都中野区の酒井直人区長は11日、「再整備に向けた検討を進展させる」と述べ、前区長時代の計画通り解体し、建て替える方針を明らかにした。

 開館45年の中野サンプラザについて、田中大輔・前区長は2024年前後にサンプラザを取り壊し、最大1万人収容のアリーナを整備する構想を示していた。しかし、今年6月の区長選で、田中氏を破って当選した酒井区長は、構想の凍結と再検証を表明していた。

 酒井区長は11日の区議会定例会で、現在の建物を改修して15年存続させた場合、約32億円の経費がかかるとの試算を示し、「存続は経営的に非常に厳しい」と述べた。そのうえで新たな施設について「記憶、形、名前の三つのDNAをしっかりと引き継いでいく」と語った。(吉野太一郎)