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 東京高裁の岡口基一裁判官は11日の審問手続き後、東京・霞ケ関の司法記者クラブで記者会見した。冒頭の発言や質疑応答の内容は次の通り。

 「最高裁長官に『まず10分間しゃべって下さい』と言われ、予想をしていなかったのでパニクってしまったが、(東京高裁の)申し立ての理由が漠然としているということを申し上げた。(岡口氏がツイートで取り上げた訴訟の)原告が、どのような理由で傷ついたのか書かれていない。このままでは認否や反論ができないので、高裁に明らかにしてほしいとお願いした」

 「しかし、高裁側はこれ以上、何も証拠を出さない雰囲気だ。こんな証拠では、普通の裁判官は判断できないはずなのに、最高裁が終結と言ったのは非常に解せない。こんな漠然とした申し立てと脆弱(ぜいじゃく)な証拠で、戒告処分をしてしまう可能性がある。最高裁として、法治国家としてあり得ないことだ。最高裁が申し立てを却下するのであれば、私は納得できる」

 ――分限裁判にかけられたことに対する受け止めを

 「裁判官を名乗らずに記事を紹介しただけなのに、なぜ今ここにいるのか、私自身がよく分からない。名誉を毀損(きそん)したとか、一般人でもこういうことを書かれたら傷つくという書き込みをしたというなら、私も理解できる。しかも『傷ついた』というのは非常に主観的な言葉だ。ある人が傷ついたからダメだと後から言われるようでは、怖くて表現行為は何もできない」

 ――今回の件と「表現の自由」との関係で思うことは

 「これはダメ、これはいいという線引きをきっちりしないといけない。今回の表現ごときで処分となると、明らかにほかの表現もできなくなる。ルールをしっかり決めないと、表現の自由全体が萎縮してしまう。そういう観点からも今回の申し立ては非常におかしいと思う」

 ――高裁は、「岡口さんが高裁長官に呼ばれた際に謝罪をした」と説明しているが

 「最初はなぜ呼ばれたのか分からなかった。私は一日何十件もツイートしているので。長官はものすごい剣幕で、『君ね、判決の原文も読まずにツイートしているのは、けしからんね』と言うんです。私のようなヒラの裁判官は、長官室に呼ばれるだけで、びびっちゃう。普通は、年に一回、長官面談の時しか行かない。そこに呼ばれ、ものすごい剣幕で怒られたら、瞬間的に謝っちゃいますよね。その場にいたらわかります」

 ――自身の投稿は、過去の厳重…

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