台風21号の強風に流されたタンカーが衝突した関西空港の連絡橋について、西日本高速道路は12日、損傷した南側道路の橋桁の撤去を始めた。順調なら14日にも撤去が完了する予定。
西日本高速道路などによると、損傷した橋桁は全長約188メートル、重さ約2千トンで、クレーン船でつり上げて撤去する。連絡橋を通るJRと南海電鉄の共用線路に損傷した道路の橋桁がずれて覆いかぶさり、鉄道再開の妨げになっていた。撤去後は、線路の橋桁のずれも解消し、線路や架線の修復に取りかかる。
鉄道再開は当初、10月上旬を見込んでいたが、作業がスムーズに進み、約1週間前倒しし、月内に再開する見通しになった。
連絡橋の道路は、北側車線でバスや関係車両に限った対面通行が当面続く見込み。対岸の大阪府泉佐野市との間を往復する臨時バスと、大阪市内や京都、神戸などを結ぶリムジンバスが運行している。
関空では12日からジェットスター・ジャパンが成田、那覇と関空を結ぶ計8便、チェジュ航空(韓国)がソウル・金浦空港と関空の間で計4便の運航をそれぞれ再開。水没した第1滑走路と第1ターミナルの南側は、週内の復旧を目指している。
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