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 井山裕太名人(29)に張栩(ちょうう)九段(38)が挑戦する第43期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第2局が12日朝、愛知県田原市の旅館「角上楼(かくじょうろう)」で始まった。

 名人が連勝して抜け出すか、挑戦者がタイに戻すか、シリーズの流れを左右する重要な一局。定刻の午前9時、立会人の羽根泰正九段が対局開始を告げると、黒番の挑戦者は一つ大きく息をついて右上隅の星に黒石を打ちつけた。

 名人が右上の三々に打ち込んだ白12はAI(人工知能)が多用してから大流行している手で、1局目でも名人が試した。挑戦者は黒15から1局目の応手と異なる手を選び、途中で折衝を切り上げ、右下黒19の要点へ。戦いは下辺で始まり、白26は名人が挑戦者得意のコウを誘った手。挑戦者も誘いに乗って黒37からコウ争いが始まった。

 解説の羽根直樹九段は「互いに絶対に勝たなければいけないコウではない。どこでコウを譲って得をするか、判断力が問われる局面です」と話した。(大出公二)

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