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 経営が悪化しているカーナビ大手パイオニアは12日、香港の投資ファンド「ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア」から資金支援を受けると発表した。250億円の融資を受けた後、500億~600億円の出資を受ける。ベアリングは筆頭株主になる見通しだ。「パイオニア」のブランド名は変えず、株式上場も維持することで合意した。

 融資を18日に受けたうえで、年内にベアリング側を引受先とする第三者割当増資を実施する。出資比率は調整中で、近く固める。

 パイオニアは主力のカーナビ事業の低迷で、2019年3月期に9年ぶりの営業赤字となる見込み。自動運転関連などの開発費がかさみ、今年6月末時点で保有する現預金は290億円まで減っていた。9月下旬に借入金約130億円の返済期限を控え、4~6月期の決算短信には、事業継続への懸念を示す「継続企業の前提に重要な疑義が存在」との注記がついていた。