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 狂言大蔵流の茂山千五郎(しげやませんごろう)家が恒例の茂山狂言会で、老人にちなんだ3演目を上演する。敬老の日の前日という公演日にちなんで、「まだまだ若いもんには負けません」とうたう。千作、七五三(しめ)、あきらの60~70代3人がシテ(主役)をつとめ、熟練の芸を見せる。

 千作は、めったに上演されないという演目「比丘貞(びくさだ)」に初挑戦し、子の名付けを頼まれた長寿の尼を演じる。酒に酔って見せる舞の若やいだ姿が見ものだ。

 新作狂言「濯(すす)ぎ川」で七五三が演じるのは、妻やしゅうとめに酷使される気弱な夫。あれこれ用事を言いつけてくる2人に、どう立ち向かうのか。新作狂言の中でも屈指の人気演目だ。

 締めの「老武者」はあきらのシテ。若い衆と年寄り仲間のいさかいを千五郎家らしくにぎやかに、一門総出で繰り広げる。

 16日午後2時、京都市上京区の金剛能楽堂。4千円など。事務局(075・221・8371)。(岡田慶子)