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 農業機械大手のクボタは12日、製鉄所で鋼板をつくる設備の部品について、出荷前の検査で実際の検査結果と異なる数値を検査成績書に記載する不正があったと発表した。

 製品は、鉄鋼などを延ばして板にするのに使う合金製の「圧延用ロール」。同社の阪神工場(兵庫県尼崎市)で製造している。

 同社によると、国内外の鉄鋼メーカー99社と取引があり、うち85社に不正があった製品を納入していた。現時点では、2013年10月から今年7月に出荷した2万1035本のうち、16・7%にあたる3512本で硬さのデータに不正な数値を記載。成分配合データでの不正も121本あったことを確認したという。

 また、取引先から製造した鋼材の品質や生産工程に影響が出たという報告は、今のところ受けていないとしている。今年7月25日に従業員の報告を受け発覚。8月28日から取引先への説明をはじめ、11日に経済産業省に報告したという。