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 路面に光る無数の丸い点。その上を黄色の車体が通り過ぎていった。

 ここは、10月6日に営業を終了する東京都中央区の築地市場。光の点は、太陽が市場の上に昇るころ、水産仲卸棟の内側にある通路「二側裏通路」に現れる。

 老朽化した屋根に空いた穴から光が差し込み、木漏れ日となって路面に映し出す。まるで天の川のようだ。

 約35年間、築地市場で働いてきた仲卸・濱長の松崎徹さんは「今まで、あたり前のように見てきた景色の一つ。もうすぐ見られなくなるのは寂しいです」。

 一般の来場者が水産・青果の仲卸売り場を見学できるのは9月29日まで。見学は午前11時から。(竹谷俊之)