[PR]

 愛知県田原市の角上楼で行われている第43期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第2局で、挑戦者の張栩九段(38)が昼食の天ざるうどんからエビ天を抜く注文をして関係者の間で話題になった。

 昼食と3時に出されるおやつは、宿が用意したメニューの中から対局者があらかじめ選ぶ。張九段は、かつ丼、かつカレー、天丼、天ぷらそば(冷)、天ぷらうどん(冷)の中から、12日は天ぷらそば、13日は天ぷらうどんを選んだ。比較的軽い食事を好む張九段らしい選択だった。

 ところが12日に出された天ぷらそばに大きなエビが2尾入っていた。宿側は、足りないといけないと、残してもらうことを前提に少し多めに食事を出している。天ぷらそばも名人戦のために用意した特別メニューで、エビも見た目や味を考えて大ぶりのものを提供した。張九段はそれを残さず食べた。12日の夜、張九段を担当した係の女性に「すごくりっぱなエビだったんですけど、おなかいっぱいになるので、エビなしで野菜だけにしていただけますか」とエビ抜きのお願いがあったという。13日はその天ぷらうどんも完食した。

 ちなみに対戦相手の井山裕太名人(29)は12日はボリューム満点のかつカレーを注文。13日は天ぷらそば(冷)だったが、どちらも半分以上残していたという。(村上耕司)