[PR]

 鳥取大(豊島良太学長)は14日、来年4月に岐阜大(森脇久隆学長)と共同の獣医大学院を設置すると発表した。文部科学省が8月28日付で認めた。

 正式名は「岐阜大学・鳥取大学大学院共同獣医学研究科共同獣医学専攻」。両大学では2013年度から農学部で共同獣医学科を設けていた。その1期生が来春卒業となる。これまで、博士号の取得を希望する学生らは、岐阜大学連合獣医学研究科(岐阜大を基幹校とする、東京農工大、岩手大、帯広畜産大の4大学連合)や山口大学連合獣医学研究科(山口大を基幹校とする、鳥取大、鹿児島大の3大学連合)に進学していた。

 新たな大学院では、鳥インフルエンザや口蹄疫(こうていえき)などの家畜伝染病に対応できる家畜衛生や公衆衛生の研究者▽人獣共通感染症などの国際的課題に対応できる研究者▽がんや免疫系疾患といった難治性疾患を扱う高度診療拠点で指導的役割を果たせる臨床獣医師や創薬開発を担える研究者の養成をしていく。

 3講座54人の教員体制だが、鳥取大学では学部の共同獣医学科の教員34人が大学院でも指導にあたる。学部と大学院で、これまでよりも一貫性のある教育ができるという。

 新しい大学院の定員は、鳥取大学側5人、岐阜大学側6人で、募集はそれぞれの大学が行う。今年度は12月と2月に入学試験を行う。(長崎緑子)