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 安心・安全な街づくりに貢献しようと、千葉県内の全ての朝日新聞販売所(ASA)の配達員が18日から、夕刊配達時に「防犯パトロール中」と書かれた腕章を装着する。すでに一部のASAで始まっていて、犯罪をしようとする人に脅威を感じさせ、下校中の小学生を狙った性犯罪や空き巣などの街頭犯罪を防ぐのが狙いだ。

 考え出したのはASA作草部(千葉市稲毛区)の所長で、千葉南部朝日会長の岡良一さん(51)。息子(8)が小学生になり、朝の通学路の見守り活動に1年半参加して、配達員が同様の役割を担えるのではないかと考えた。松戸市で昨春、登校中の小学3年の女児(当時9)が殺害された事件がずっと頭にあった。

 ただ、保護者や指定のボランティアではない大人の活動には、学校や保護者が不安を感じる可能性がある。思いついたのが、子どもではなく、犯罪に手を染めようとする人への対策だ。配達が街のパトロールを兼ねることを示せば、そうした人の脅威になれると思った。配達員の意識向上や身だしなみの徹底にもつながると考え、配達の度に装着する腕章を選んだ。県内のASAから賛同が相次ぎ、全県での実施が決まった。

 たくさんの人に注目してもらうため、腕章は黄色を基調に、黒字にした。午後1時半~午後4時半の夕刊配達時に配達員が装着する。不審な人物を見つけたら、声をかけたり警察に通報したりする考えだ。岡さんは「住みよい街を作るために少しでも役立ちたい。悪いことはさせない、という思いで取り組みます」と話している。(八木拓郎、武田遼)

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