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 プロ野球はペナントレースが大詰めの一方で、秋風が吹いているチームには心ないヤジが目立つようになってきた。神宮球場では「ファン」とは呼んでいけないような暴言もあった。

 下位に沈む中日にとって、今季最後の神宮球場での試合となった今月4日からの3連戦。4日の試合では九回に6点差を追いつかれ、延長十一回にサヨナラ負け。帰り際、三塁ファウルグラウンドを引き揚げる選手らに「殺すぞ」などといった暴言が一部のファンから投げつけられた。別のヤジには、あるコーチが言い返す場面もあった。

 神宮球場では試合後、選手たちは独特な引き揚げ方をする。観客席前のファウルグラウンドを通って歩を進め、クラブハウスに戻るのだ。こんな動線は広島市民球場がなくなってから、12球団の本拠地球場で唯一となる。

 勝てばヒーロー、負ければ地獄。「試合後の神宮は怖い」と選手がもらすのを聞いたことがある。そのファウルグラウンドでのやりとりは過去にも、興奮状態にある選手らとトラブルなどにつながってきた。

 記憶に残るのが2008年10…

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