[PR]

 宮城県山元町出身の女性漫画家ニコ・ニコルソンさんが、震災で認知症が進んでしまった祖母を介護する日々をポップに描いた新刊コミック「わたしのお婆(ばあ)ちゃん 認知症の祖母との暮らし」(講談社)が、共感を広げている。大好きな祖母が変わってゆくことに戸惑い、苦しみ、理解するまでの記録だ。

 2011年3月11日、山元町の海岸近くの実家にいた祖母(88)と母親(63)は、津波にのまれながらもギリギリで助かった。家は1階が大破した。

 「生まれ育った所に戻りたい」という祖母のため、ニコさんたちはもとの場所で家を再建し、12年末、仮設住宅から引っ越した。ところが祖母の様子はだんだんおかしくなる。自宅にいるのに「家に帰りたい」と言い出したり、震災後によそへ移った親戚の所に行こうとしたり。

 「田舎の日常生活も風景も根こそぎなくなり、思い出す手がかりさえない。震災がなければ、急に症状は進まなかったのでは」と、ニコさんは振り返る。

 ただニコさんは初め、ショックによる一時的なものと考えていた。ふだん東京で仕事をしていて、変化にはなかなか気づけない。電話で祖母が同じセリフを繰り返すのも「いつものババだなあ」と受け止めた。認知症がどんな病気かも、よく知らなかった。

 その間、会社勤めを続けながら…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら