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 北海道で起きた地震を受け、栃木県が現地に派遣していた災害派遣医療チーム(DMAT)の隊員2人が11日に戻り、西日本豪雨による被災地支援で8月に広島県に派遣されていた保健師らとともに14日、県庁を訪れ、福田富一知事らに現地での様子を報告した。

 派遣されたDMAT隊員は、業務調整員として行った済生会宇都宮病院(宇都宮市)の林洋克さん(57)と看護師として行った独協医科大学病院(壬生町)の菱沼秀一さん(38)。

 2人は発生の翌7日朝に出発。北見赤十字病院(北見市)に到着後、被害が小さなところで本当に被害が出ていないかを確認するために道東の「オホーツク医療圏」に入ったという。旭川から北見まで車で2時間半かけて向かったが、途中の信号も停電しており、幹線道路では警察官が交通整理に当たる姿があった。

 林さんは病院だけでなく高齢者福祉施設の被害状況の確認にもあたった。「全道で停電で、かなりの人が不自由な暮らしを強いられていた」。菱沼さんは「物流が途絶えていたことでアレルギー食など治療食の部分がなかなかなく、問題になった」と振り返り、「県で何かあった時も、栄養の部分の視点で見ていなかったので、今回の経験を施設で共有できれば」と話した。(常松鉄雄)