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 名古屋市天白区にある博物館「荒木集成館」で、特別展「絵馬からみた日本の歴史と伝統」が開かれている。天白区の中島克人さん(77)が約30年かけ、個人で収集した絵馬約350点を展示している。12月9日まで。

 北海道神宮(北海道)から、中島さんが「絵馬がある寺社として全国最南端では」と話す桃林寺(石垣島)まで、各地の寺社の絵馬がある。なかには有田焼で作られた絵馬(佐賀県・陶山〈すえやま〉神社)や、飛驒地方独特の文化という紙製の絵馬(岐阜県・水無神社など)など、木の板以外で作られたものもある。マカオの媽閣廟(マーコミュウ)寺院で入手したという風鈴のような絵馬も展示されている。

 中島さんは化粧品会社の営業職として全国各地に出張するうち、現地でしか手に入らず、地域によって色や形・素材が様々な絵馬の魅力にとりつかれていったという。定年後も旅行先で絵馬を集め続けるうちに「入手した絵馬を飾っておく自宅の廊下の壁が足りなくなってしまった」と話す。

 開館は金・土・日曜日の午前10時~午後5時。入場料は大人300円、高校大学生180円、小中学生100円。問い合わせは荒木集成館(052・802・2531)。(申知仁)