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 東京医科大の医学部入試不正問題を受け、129の医学系学会でつくる日本医学会連合(門田守人会長)と、日本学術会議(山極寿一会長)は14日、それぞれ声明を発表した。

 医学会連合の声明は、今回の入試不正を、教育の機会均等と公正性を著しく失い、多様な背景を持つ人々が医学・医療分野で活躍するチャンスを奪う行為として容認できない、と批判。女性医師が妊娠・出産・育児を経験しながら活躍し続けられるよう対策の強化が必要だと指摘したうえで、医学会連合として女性の活躍が進むよう努めていくとした。

 今年6~7月に行った加盟学会へのアンケートで、総会員数に占める女性の割合が学会平均で23%だったのに対し、役員は8%にとどまった。声明は女性に活躍の機会が十分に与えられなかったためとして、医学会連合も真摯(しんし)に反省する必要があるとした。門田会長は「我々も反省の意味も含めて議論していく必要がある」と話した。

 学術会議の声明は、医学部医学科のある全国の大学に対し、偏った価値観に基づく質問や評価が、面接や論文試験でなかったかなどについて、自ら調査、説明するよう求めた。出産や育児を前提にしたキャリア形成の支援も各大学に求めた。医学部合格率の男女の違いは以前から指摘されていたのに検証を怠ってきたとして、学術会議も反省しなければならないとした。

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