【動画】外国人との向き合い方などをコント仕立てで伝える「やさしい日本語劇団」=佐藤英彬撮影
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 その日本語、外国人に伝わりますか?――。外国人が直面している難しい日本語や暮らしのルール、外国人との向き合い方までコント仕立てで伝える市民劇団が、名古屋で結成された。その名は「やさしい日本語劇団」。言葉を入り口に、外国人住民とのよりよい共生のあり方を考えている。

 「この間、地下鉄乗っとったときだけど、外国人が傘を忘れてってね。私、英語がしゃべれんから、ドアが閉まってまって」

 「なんで英語なの? 英語が通じない人もいるよ」

 「外国人って言ったら英語でしょ」

 「なんでもいいから、声をかけてあげればいいんじゃないの?」

 電車の中で名古屋弁でおしゃべりする女性2人。名古屋市中区役所主催のイベントで8月末に上演された「外国人には英語なの?」と題した劇の一幕だ。

 外国人には外国語で話しかけるという先入観を捨て、「カサ」など簡単な日本語や身ぶり手ぶりでも十分伝わる――。そんなメッセージが込められている。

 団員は25人。主婦や公務員、会社員のほか、ペルー人や韓国人、ネパール人も参加している。演じるのは1本2、3分の短編で、いずれも団員の体験をもとにしたものばかりだ。

 先生が外国人の生徒に敬語をたくさん使って丁寧すぎる話し方になり、逆に分かりづらくなってしまう「敬語はやめて」。外国人にも伝わる簡単な日本語なのに、子ども相手のように声がどんどん大きくなる役所の窓口を描いた「上から目線では? ~役所の窓口で~」など10本ほどある。

 劇団結成のきっかけは昨年12月、東海地方の日本語教室の講師やボランティアが集まったシンポジウムだった。テーマは「やさしい日本語」。有志がコントを演じたところ、好評を博した。「なくすのはもったいない」という声が上がり、劇団の形にしたという。一般の人だけでなく、外国人と接することがあるボランティアにも生かしてもらえるよう、研修会などでも披露する。

 団員の酒井美賀さん(53)は…

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