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 北海道胆振地方を震源とする地震で、北海道は16日、農林水産業の被害額が現段階の推計で約397億円に上ることを明らかにした。山崩れによる農地や林地の被害が中心。ほぼ道内全域に及んだ停電の影響は調査中で、被害額は今後膨らむ可能性が高い。

 道によると、林業被害は約273億円。厚真町などの大規模な山崩れによって、林地や林道に被害が出たとみている。

 農業被害は約114億円で、内訳は農地や用水路の損壊が約93億円、酪農が約21億円。酪農は停電で乳搾りができなかったり、乳業メーカーが受け入れられなかったりして生乳を捨てざるをえなかったほか、牛のストレスや病気で乳量が減ったことが響いた。

 胆振地方を中心に漁港の損壊も道に報告されており、水産業の被害額は約10億円という。