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 三重県熊野市のJR紀勢線新鹿(あたしか)駅に停車中の列車の運転士から15日午後8時半すぎ、「不審物を発見した」と110番通報があった。

 車内の座席下に持ち主不明の飲料用の段ボール箱があり、乗客5人は避難。消防が硫化水素や一酸化炭素が漏れていないか調べたり、県警の爆発物処理班が出動したりする騒動になったが、約4時間後、中身はミカンと判明した。この騒ぎで、この列車が同駅で運転を取りやめるなど上下各2本が部分運休になった。

 JR東海によると、箱があったのは新宮発紀伊長島行き普通列車の2両編成の先頭車両。県警の調べでは、粘着テープで封がしてあり、乗客が運転士に伝えて発覚した。同駅の五つ手前の駅に停車した際、女性がこの箱を持って乗車。箱だけを置いて降りていったという。

 県警は、箱を置いていった女性の行方を調べるなどしている。(高木文子)