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(16日、阪神20―4DeNA)

 阪神の藤浪が52日ぶりに1軍マウンドへ戻ってきた。緊張感が漂う一回、味方の援護を受けながら、あっさり筒香に同点2ランを浴びた。前回登板では一回途中、5失点で降板。今回もダメなら、今季はもうチャンスは巡ってこないかもしれない。そんな嫌な空気を吹き飛ばしたのは、自らのバットだった。

 三回1死満塁で打席へ。ストライクを取りにきた田中健の甘い直球をはじき返した。「レフトは越えるかな」という感触の打球は、そのまま左翼席へ。全速力で走っていた藤浪は「歓声が上がったので捕られたかと思ったら、審判が手を回していたので驚きました」。投手としては1999年のガルベス(巨)以来の満塁本塁打となった。

 直球は150キロ台半ば。課題の制球は安定していたが、それでも五回まで4失点で降板となった。本人は「悪くはなかったが、これだけ点を取ってもらったらもう少し投げないと」。

 とはいえ、過密日程を強いられる阪神にとって、混戦のAクラス争いを勝ち抜くために貴重な右腕だ。金本監督は「次も(先発が)ありますね」と語った。(吉村良二)

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