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 2011年の原発事故と大手電力会社の経営を題材にした小説「ハゲタカ」シリーズの第5作「シンドローム」が、このほど講談社から出版されました。作者の真山仁さん(56)が朝日新聞のインタビューに応じ、執筆の動機や、日本のエネルギー政策への考え方などを語ってくれました。

そうか「歴史小説」なんだ

 ――なぜ、「ハゲタカ」シリーズで、原発・電力を扱うことにしたのですか。

 「『ハゲタカ』は20世紀の終わりぐらいから始まるのですが、たくさんの場面があり、登場人物も多いので、読者が『迷子』にならないようにと、章や節の最初に年月日と場所を入れています。するとシリーズの途中から、『ハゲタカは現代の歴史を振り返っている』と言われて、そうか『歴史小説』なんだ、と気付きました。もう世界の経済的に重要な事件を避けて通れない。経済史を刻む役割も担おうと考えました」

 「それで08年のリーマン・シ…

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