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 指定暴力団山口組直系組長が刑務所に収容されないよう虚偽の診断書をつくったとして、虚偽診断書作成・同行使の罪に問われた担当医、全栄和被告(63)=京都市左京区=の初公判が18日、京都地裁であった。被告は「専門医としての知識と経験に基づいて記載した。虚偽ではない」と起訴内容を否認し、無罪を主張した。

 起訴状によると、被告は康生会・武田病院(京都市下京区)に勤務していた2016年初め、恐喝罪などで懲役8年の実刑判決が確定した高山義友希(よしゆき)受刑者(61)について不整脈の症状を偽った診断書をつくり、同2月に大阪高検に提出したとされる。「重篤化すると安易に予測できる」などと記しており、高検は刑務所への収容を見送った。

 一連の事件では、腎臓病の診断に関わった別の病院の医師2人も書類送検されたが、不起訴処分(嫌疑不十分)になり、全被告のみが起訴されていた。