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 貴方(あなた)様のお好きな黄金色のお菓子にゴザイマス――。そんなコピーがついた、江戸幕府の老中で相良藩主の田沼意次ゆかりの菓子「ワイロ最中」のリニューアルに、地元・牧之原市立相良小学校の5年生が取り組む。最中を考案した市商工会有志で作る「遊人(ゆうと)塾」のメンバーが18日、同小で商品について説明。来年の「田沼意次生誕300年」を記念したシールか帯を作るよう「宿題」を出した。

 ワイロ最中は、教科書などに「賄賂政治家」として載っていた田沼意次の悪いイメージを逆手に取り、その業績や旧相良町の名を広めようと2002年に発売。地元の菓子屋「桃林堂」と東名高速牧之原サービスエリアで販売している。小判型の最中6個とさがら茶のティーバッグのセットで、1箱1千円(税込み)。地元では当初「不謹慎」と不評をかったが、2年目に新聞で報道され、全国区になった。最近は企業の営業職の人たちがよく購入し、年2千~3千箱がコンスタントに売れているという。

 授業では子どもたちから「賄賂」や「下心」の意味などについて質問が出た。芳村心海(こう)さん(11)は「名前の由来や、小判型の最中にした理由を知ってよかった。田沼さんの300回目の誕生日を多くの人に知ってもらえるアイデアを出したい」と話した。(阿久沢悦子)