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 「日本の棚田百選」に選ばれた熊本県山鹿市菊鹿町番所地区の棚田で、彼岸花が見頃を迎えている。この夏の酷暑のために例年より開花が遅れたが、今月末まで楽しめそうだという。

 番所の棚田は、矢谷渓谷の一角にあり、江戸時代中期から明治時代にかけて造られた約200枚(約14ヘクタール)が標高差約80メートルに並ぶ。赤い彼岸花は石積みの田んぼの縁に沿うように咲き、色づき始めた稲とコントラストを見せている。

 棚田を含めた集落が1992年に県農村景観大賞を受賞し、99年には棚田百選に選ばれたことで、「県内一の彼岸花の名所」として有名になった。日本遺産「菊池川流域2千年の米づくり」の構成資産のひとつにもなっている。

 22日には棚田を含む菊鹿町内の数カ所を会場に「きくかまつり」が開かれ、棚田への無料シャトルバスが運行される。(尾立史仁)