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 ヒトのiPS細胞から、卵子になる手前の段階にある「卵原細胞」の作製に成功したと、京都大の斎藤通紀教授(細胞生物学)らのチームが発表した。この細胞から、卵子をつくれるようになれば、不妊症の原因解明など、生殖医療に役立つ可能性がある。米科学誌サイエンス電子版に21日、掲載される。

 マウスでは、京大のチームがiPS細胞から2011年に精子を、12年に卵子をつくり、それぞれ子どもを誕生させることに成功している。一方、ヒトのiPS細胞では、京大のチームが15年、卵子と精子のもとになる「始原生殖細胞」の作製に成功した。しかし、マウスでは始原生殖細胞から数日で卵原細胞になるのに対し、ヒトでは70日以上かかり、その間に死滅してしまうなど、培養が難しく、作製の手法は確立していなかった。

 今回、チームは、ヒトのiPS細胞から変化させた始原生殖細胞を、マウスの赤ちゃんの卵巣から採った細胞と混ぜて培養した。この手法を使うと、一部は70日を超えても生き残り、卵原細胞になることが分かった。卵原細胞に特徴的な複数の遺伝子が働いていることなどが確認できたという。

 斎藤教授は「生殖細胞の発生の…

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