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 県立ふたば未来学園高校(広野町)で19日、「原子力災害からの復興」を中心テーマにした授業「未来創造探究」の発表会があった。3年生が2年間にわたって取り組んできたことや成果などを発表した。

 原子力防災探究班の半谷大樹さんら3人は「私たちが伝えたかったこと」を報告。「東日本大震災を失敗として残すのではなく、教訓として残していくのが私たちの役目」とし、双葉町に県が計画するアーカイブ施設を広島県の「原爆ドーム」や沖縄県の「ひめゆりの塔」のような役割を果たせる施設にすべきだと主張。連携して震災体験などを伝えるコーナーづくりに取り組むという。

 再生可能エネルギー探究班は、被災地の耕作放棄地で問題になっている外来植物セイタカアワダチソウを燃料のバイオエタノールにする実験をしたが、アルコール発酵には至らなかった。別のグループは、災害時にガソリンの入手が困難になることから「海水電池」の研究をした。

 同高は文部科学省からスーパー・グローバル・ハイスクールに指定され、「未来創造探求」はリーダー育成の核となる授業。アグリビジネスなど六つの研究班に分かれて学ぶ。(柳沼広幸)