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 岩手県競馬組合は22日に予定していた盛岡競馬場での全レースを中止すると20日、発表した。岩手競馬で禁止薬物の筋肉増強剤が相次いで検出されたためで、所属する全733頭の検査を実施する。

 組合によると、検出された薬物は筋肉増強効果がある「ボルデノン」。7月29日の盛岡競馬場で2着になった5歳の牝馬(ひんば)と、今月10日に水沢競馬場で2着になった4歳の牝馬から検出された。2頭とも厩舎(きゅうしゃ)や馬主は異なるという。

 組合は全頭検査の実施を決めたが、検査に必要な期間を確保するため、22日の盛岡競馬場でのレースは中止とした。損失額は3100万円。

 23日以降に出走する馬については、陰性であることが確認できた場合に出走可能とする。組合によると、禁止薬物が検出されたことによるレース中止は岩手競馬で初めて。再発防止にむけて第三者の調査チームを立ち上げ、原因究明に取り組む。(井上啓太)